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2013年4月22日を表示

50 相対性理論は"自然観"の革命であった

コンビニ店主さんは やめたくても 契約で何年かは やめることができないと聞きましたが やめたくてもやめる自由もないなんてそんな契約があるのかな。~

http://enzai.9-11.jp/?p=14364



50 相対性理論は"自然観"の革命であった

空間が曲がり、時間が遅れ、準光速ロケットに乗れば地球上の時間の何千倍もの時間を得られる。そして、今様浦島太郎も夢物語ではないというアインシュタインの相対性理論は、私たちのこれまでの常識をゆるがすに十分な物理学的アイディアといえるでしょう。

そして、このアィディアは、それまでわからなかった宇宙のもろもろの謎を解く鍵を提供してきました。もちろんメスバウワー効果、ブラックホールの発見などによって、そのアイディアが現実の世界を説明する経験的に有力な武器であることは部分的にですが、実証されてきています。

もちろん、ハッブルの膨張宇宙論などのように、アインシュタインの宇宙論に修正を迫った新しい発見もありましたが、四次元空間の理論は部分的に修正されつつも、その考え方は今日、多くの物理学者、科学者の承認するところとなっています。

もっとも、実際に時間が遅れるといっても、私たちの生活しているこの地球上では一秒の一千万分の一のそのまた一万分の一というほどですから、まったく気になるほどではないし、また空間が曲がっているといっても、地上では空間の曲がりがゼロと考えてニュートンの運動法則でこれまでどおり、物体の運動法則をとらえても生活する上に支障をきたすということはありません。

しかし、空間が曲がり、時間が遅れるというこの事実はそれまでの物理学の常識を根本からひっくりかえしてしまったというところに大きな意味があります。そして、マクロの宇宙からミクロの素粒子の世界へと人類を大きく解き放ったのです。

大げさに言えば、人類がそれまで得てきた自然観、自然法則をひっくり返し、新しい自然の探検に人々を招待したといえるでしょう。つまり超感覚世界の存在、そして自然が質のことなる多くの層で成り立っている多層構造の物質世界であるという発見だったのです。

それは、光も万有引力もすべて素粒子という物質の流れであるという発見の中などによく現れています。そして、電子顕微鏡、電子計算機、原子力など文明の利器を私たちにもたらしたのです。

つまり、アインシュタインは、相対性理論を私たちに示すことにより、人類の大規模な思想改革をしたといえます。それは革命的といってもいいほどの根本的なものだった。

逆にいえば、その理論があまりにも革命的であったために、それに強く抵抗しようとする人々が多くいたということもいえます。たとえば、フランスの有名な哲学者のアンリ・ベルグソンなどの多くの哲学者が、今様浦島太郎をはじめとするアインシュタインの時間と空間に対する考え方は認められないと主張しています。

またイギリスの物理学者のハーバード・ディングルも「時間のパラドックス」はアィディア倒れだと強く批判しました。日本でも土井不曇博士などが、相対性理論を否定する研究のため一生をささげたほどです。

しかし、多くの物理学者はアインシュタインを承認し、新しい研究に挑んでいるのが現代です。

                                四次元99の謎 関英男



4月22日(月)05:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理


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