お日さまとお月さま
 
幸せな地球さんを見ました 
 


関英男博士

81 現代科学は神秘的な現象をどう考えるか

さて、こうした不思議な体験をしたという話は紹介すればきりがないくらいたくさんあります。おおげさに言えば、人間はだれでも一生のうちなんどか不思議な夢を見たり、突然なにかを予知したり、スプーンを曲げてみたり、幅の広い川を跳び越えてみたり、いろいろな奇妙なことに出会います。それをすべて書き出せば、一冊の本ができあがるほどです。

まずこのような不思議な神秘な現象を現代科学はどのように考えているか、そしてそれを考えていくことにしましょう。

多くの人は物質と心を二元的に分け物質の世界の謎はいずれ解明されていく、宇宙の果てもいずれわかる。それに反して、心は科学では解明できないと決めがちです。

しかし、これはちがいます。私たちは、自然は一元であることを知っており、宇宙の謎も人の生・死の謎も、自然を深く考えるとその根元では同じなのです。

現代の科学は、それを明らかにできるほどにはまだ進歩していませんが、自然の大きな意思は、人間の好奇心をふるいたたせるところにあり、その意思の前にひれふすことを求めているのではないと考えるのです。

                                         四次元99の謎 関英男



5月23日(木)04:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

80 トヨペット・ニュークラウンが神隠しに

演奏するカラス 投稿者:新参者 投稿日:2013年 5月21日(火)18時04分49秒

このカラスすばらしいです。

http://www.youtube.com/watch?v=QbTS2aXMLsw&hd=1

だましてすみません、アントン カラス です。

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新参者さん 第三の男 鉄道員と似た雰囲気の曲で 好きです。

カラスといえば マリア・カラスを連想しました。
ジョン・F・ケネディとジャクリーン
オナシスとマリア・カラス と連想しますね。

http://www.cetera.co.jp/callas/mariacallas/index.html

そこらへん見てたら なつかしいといえば 「ケ・セラ・セラ」~
こどものころ母が「ケ・セラ・セラ~ なるようになる~ さきのことなどわからない~」と台所で 歌ってました。~

http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=2uBiLsQl8v8&NR=1



80 トヨペット・ニュークラウンが神隠しに

次は人間がこつ然と消えたという話をしましょう。

千九百六十三年十一月二十日ごろの毎日新聞に小さな記事で出ていたものです。

「ある銀行の東京・葛飾支店次長のS氏と同支店長代理のK氏がお客を一人のせて、K氏の運転で水戸街道から茨城県の龍ヶ崎市にあるゴルフ場に向かって藤代バイパスを走っていた。一行の百五十メートルほど先を、東京ナンバーの自家用車、黒塗りのトヨペット・ニュークラウン一台が快走していた。

その車の後部座席の左側で、年配の男が新聞を読んでいるのが、はっきりとみえた。ところが、突然、そのトヨペットの周囲に水蒸気か、白煙のようなガス状の気体が吹き出した。そして、わずか五秒くらいの間に、そのトヨペットは乗っている人間もろとも、蒸発するように消えてしまった」

この種の話はよく聞かされます。この真偽のほどはともかく、話だけを聞いてみましょう。

千九百七十三年五月十六日、アントニオ機長の操縦するターボ・プロップ機がブラジルのベロリゾンテ空港からリオデジャネイロに飛び立った。水平飛行に移ってしばらく飛んでいると、突然機体が左に大きく傾き、小さくふるえるようにゆれている。そのすぐあと、乗客の一人が密室の機内から消えるようにいなくなっていた、という話もあります。

                                四次元99の謎 関英男



5月22日(水)05:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

79 シャーロック・ホームズも負けた女の第六感

こわーい話の後はこわくない話 投稿者:新参者 投稿日:2013年 5月20日(月)11時04分47秒
 
幽霊は実際にいるんですね。そのまま怪談になるような話ですね。

 ところで、数年前面白い経験をしたことがあります。家庭菜園で畑にいると どこからか「おはよう、おはよう」という声が聞こえます。見回しても人はだれもおりません。
よく見ると 一羽の烏(からす)が「おはよう、おはよう」といっておりました。
近所の人たちのあいさつを聞いて覚えたものと思います。
ビデオに撮ったら面白いと思いましたが、その後は現れませんでした。

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こわーい話は 投稿者:けん 投稿日:2013年 5月21日(火)00時08分5秒

嫌いです。(^_^;)


さてこちらは霊視のビジョン・・・
大断言「何も起きなかった!」

2013年5月19日の夜11時半に到来した大地震のビジョンは、アストラル界のものだったようです。本日それを突き止めました。(霊視で視えたビジョンがどの霊界レベルかを突き止めるのはいまだに難しいです)。それから辿っていくと、5月22日のおそらく夜に、物質界で大地震が到来すると思います。もしキャンセルされないで来てしまった場合は、規模はM8~M9で、伊勢湾沖から浜松沖の遠州灘にかけての地域が最も危険に感じますが、東京や首都圏も含め、広範囲に太平洋側が揺れそうです。
 その数日後、早ければ5月25日頃、富士山が噴火しそうです。その直前には富士五湖地方も大きな地震が来るかもしれません。

          5月20日 11時28分

http://www.kamiokatakeru.net/

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しゃべるカラスは 投稿者:たまきち 投稿日:2013年 5月21日(火)06時49分10秒

いそうだなと思って検索したらいました。↓

http://www.youtube.com/watch?v=k4O6qxoz_wM

手乗りカラスも。↓

http://www.youtube.com/watch?v=udbw1K7QFBg

|⌒O⌒|



けんさん 私もこわい話はよけて通りたいほうです。

大断言ありがとうございます。

「地球母さん」 みずきすずこさんのうたにある

地球母さんの子育てにとって大切な、かけ布団は大気、敷きふとんは大地 大気と大地そして大気と大地を育んでくださる地球さんに感謝ですね。

http://yatusky.blog.fc2.com/blog-date-201302.html#a11

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79 シャーロック・ホームズも負けた女の第六感 投稿者:たまきち 投稿日:2013年 5月21日(火)06時50分53秒

名探偵シャーロック・ホームズが活躍する推理小説『シャーロック・ホームズの冒険』の中に次のような話がのっています。

ある女の人がご主人の失踪事件でホームズに相談に来たところです。ホームズが女の人の話をいろいろ聞いて、「ひょっとするともう殺されているかもしれない」と言うと、その女の人は、「まあ、ホームズさん、力を落とさせるようなことはおっしゃらないでくださいまし。主人の無事なことはよくわかっていますわ。

私どものあいだには、よほど強い交感作用があるとみえまして、何か主人の身に変わったことでもあると、すぐ私にはわかりますの。いなくなりました日の朝も、主人は寝室で顔をそっていて怪我をしましたのです。そのとき私は下の食堂におりましたけれど、きっと何かあったにちがいないという気がしましたから、すぐ二階にとんでまいりましたくらいですもの。

そんな些細なことでも虫が知らせるほどですのに、生き死ににかかわるほどのことをどうして私が知らずにおりましょう」と自信ありげに述べると、ホームズは、「私もいろんな経験をしてきましたが、推理家の得た結論より、一婦人の感応のほうが貴重なものだとは知りませんでしたな」と少し皮肉っぽく言っています。

しかし、結局ご主人は生きていました。この種の虫の知らせは第六感といわれています。

                                四次元99の謎 関英男



5月21日(火)06:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

78 幽霊をみたという女医さんのこわーい話

次は日本での話し。理論物理学者の故・猪木正文博士が、郷里の山梨で聞いた話で、ある女医さんの体験です。

「二月の初旬でした。空はすみきって月が煌々(こうこう)と凍てついた真夜中の道を照らしていました。私は急病人を往診して帰途につきました。

ところが道の前方に、ふだん見慣れない光景が目に映ったのです。この寒い真夜中に、ひとりの男が道ばたでたき火をしてあたっているのです。それがなんだかとても不気味だったので、私は急ぎ足で男の横を通り過ぎ、それから走るようにして、確か・・・・・百メートルほど進みました。

ところが、そのとき、突然ぞっとするような恐怖感におそわれ、自分の背後になにか異様なものを感じたのでふりむいてみますと、どうでしょう。さっきの男が私のすぐうしろでまた、たき火をしているのです。そして、私のほうを悲痛な目をしてじっと見ていたのです。

私はその男の顔をみて腰が抜けるほど驚いてしまいました。その男は、私がさっき往診した急病人の男だったのです。

それから先、私はどのようにしたのか記憶してませんが、気づいたときはフーフー言いながら自分の家の門をあけていました。ところが、家に入って落ち着く暇もなく再び驚かされました。さっきの急病人が死んだという電話がかかってきたのです。」

                                四次元99の謎 関英男



5月20日(月)06:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

77 アーノルド・トインビーの異常体験

ユリ・ゲラーの超能力ブーム、関口少年のスプーン曲げと予知など、科学的に解明されていない不思議な現象がつづき、私たちの頭はすこし混乱させられています。しかし、ブームはブームです。人間にこのような潜在的な能力があることはほんとはだれでも知っています。

問題は その能力をどのように活かすかでしょう。見せ物にしたって仕方ないと思いますがどうでしょうか。

ところで、76ですこし触れました歴史家アーノルド・トインビー博士の体験は次のようなものです。これは、『歴史の研究』を書く動機ともなった体験だと博士自ら述べています。

「イタリア連盟の追放された指導者の一人が、妻から援助をことわられ妻の目の前で自殺したという話を読んだ瞬間、<私は、あっという間に千九百十一年のオックスフォードから"時間と空間"を超えて、紀元前八十年のティーナムに搬送(トランスポート)され>、自分がある暗い夜にある家の裏庭にいて、その家におこった悲劇を目撃しているのでした」

これは、H・G・ウェルズの体験とはちがって、真昼間、白昼夢のような幻覚におそわれて、ひどい実在感のある体験だったらしく、トインビーはいたく興奮してその模様を描いています。

真昼間からこうした体験をするということもよくあるといわれています。

                                         四次元99の謎 関英男



5月19日(日)05:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

76 原爆投下を予言したH・G・ウェルズの能力

『タイムマシン』『透明人間』『宇宙戦争』などの空想科学小説でだれでも知っているイギリスの文豪H・G・ウェルズは、千九百三十三年に発表した『The Shape of Things to Come』という文の中で、未来の出来事をいろいろと予測しています。

その中には、第二次世界大戦の勃発や原子爆弾という新しい武器が発明されて二本の二大都市に落とされること、それはその都市を永久死滅させ、その爆弾を受けて生き残った人は子孫を残すことができないこと、また第二次大戦のあとは日本が主役になりながら世界国家が建設されること、などを述べています。

この本は空想科学小説で、フィリッ・レーブン博士という人が二千百六年を現在とした歴史を数多く述べていくのですが、面白いのは、百七十三年も未来のことを書きとめる気になったのは、夢の中で自分がそれを知ったからだと述べていることです。

かれはジュネーブで、朝、目がさめる直前に歴史の本がみえ、その中に未来のことが書いてある。目がさめたらそれらをすべてメモしておいたというのです。これと同じような体験を、歴史家のトインビー博士も述べています。

予知、予言、念力、霊感、神隠しなど多くの神秘な現象が知られています。この章では、現象に耳を傾け、そのあとでそれをどう考えたらいいかを探求していくことにしましょう。

                                        四次元99の謎 関英男



5月18日(土)05:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

75 尽きることのない深さをもった自然

超感覚の二つの世界、マクロの宇宙とミクロの素粒子の探検を続けているうちに、私たちは漠然と "自然"と呼んでいる私たちの世界がじつにいろいろの性質をもっていること、その性質にはつねに一定の法則があることを知り、自然が多層構造であることをしたたかに知らされました。

そして、その自然を構成しているものがじつは物質=素粒子であることも知りました。そしていま、この素粒子のさらに奥にあると思われる根本的で決定的な"原物質"の究明がつづけられているわけです。

ところで、自然が多層構造であるという考え方と原物質を求めるという考え方には矛盾があるように思われます。しかし、それはじつは見かけ上だけのことで、科学が常に自然は一元であるという立場で探求をすすめてきたことは 賢明な読者の方はすでに気づかれたと思います。

つまり、私たちの感覚できる世界で 私たちが感覚にもとづいて得た科学知識では、とてもつかみようのない巨大な宇宙と極小の素粒子の世界がある。その世界は、私たちの感覚の尺度で考えるととんでもないまちがいをする。それは、私たちの感覚世界とは全くちがった性質があるというのが 多層構造の認識でした。

ところが、それらの二つの世界の探検を終えたいま、私たちをとらえているのは 別の感想だといえるでしょう。

つまり、自然を構成しているのは素粒子であり、この目に見えない極小の粒子の性質こそが、それよりはるかに大きな私たちの感覚できる世界にも、さらに巨大な大宇宙にも共通している。

そして、素粒子の奥にさらにある謎の"原物質"をとらえれば、自然を統一的に説明することもできるのではないか、と考え始めているでしょう。自然は一元であるという認識がこれなのです。

言ってみれば、太陽も地球も海も川も、机も椅子も、大人も子どもも、そして人間の生も死も、心の作用さえ、この素粒子の運動、エネルギーから考えることができるのです。

もちろん現代物理学が真理をきわめ尽くして、神の域に達しているというのではありません。すでに述べましたように、多くの新しい事実の発見はイコール新しい未知の疑問の創出です。私たちの説明できない未知の現象、神秘なことがらはとてもたくさんあります。

しかし現代物理学が、常識と偏見を捨て、自然に忠実に、自然に合致する新しい考え方を見出す努力をつづけていることはおわかりいただけたでしょうか。

自然にどんな不思議な現象が起こっても「それは自然がまちがっている」などと批判して、神秘主義に走ることはありません。その態度は、きわめて厳格で正確、精密な物理法則を生み出すもととなっています。

しかし、この世の中にはまだまだ多くの神秘な現象が残されています。死後の世界、生命の誕生などがそれです。
つぎにそうした神秘な現象についてどう考えたらいいかを探ってみましょう。

                                       四次元99のなぞ 関英男
 



5月17日(金)06:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

74 反宇宙は、ほんとうに実在するのだろうか

ギリシャの哲人ソクラテスは「無知の知」という名言をはきましたが、私たちもその真理の奥深さにあらためて気づかされたようです。

自分が知らないということを知っているだけでもたいへんなことだ。知れば知るほど奥深く、広がってゆく自然に向かって、いま私たちはこんな感想を抱いているのではないでしょうか。

『衝突する宇宙』という本で世界に衝撃をもたらしたアメリカのヴェリコフスキー博士も「人間がまだ知らないことを本にしたら、いままで書かれた本すべてをしのぐ大冊になるだろう」と述べています。

私たちは知らなすぎるーーーこれは人間の謙虚な自己反省の言葉として胸の中にくり返しわき起こってくるでしょう。しかし、現代物理学の世界は、わからないこととわかることをはっきりさせ、わかることは、どうわかったかを説明します。

私たちは反宇宙の世界を知ることができました。宇宙の広大なスケール、素粒子の世界を支配しているおそるべき正確な法則を知りました。

これは、私たちの好奇心とイマジネーションを刺激してやまないものです。しかし、これらの現代物理学の発見は、私たちの常識を破壊しましたが、私たちを神秘主義に導くことは絶対にないでしょう。私たちに必要なのは強い好奇心と豊かなイマジネーションです。

さて、私たちは反星雲の存在があるのではないかと知りました。ここから、反宇宙への扉が開けてくるのではないでしょうか。

「宇宙はひとつの素粒子から生まれ、その宇宙は二つに分かれた。そして正宇宙は私たちのこの世界で 反宇宙は反星雲でできた宇宙である。反宇宙は正宇宙から観測できないほど遠くにあり、そこから反星雲の一部が正宇宙に流入している。それが白鳥座Aではないか」
このような推測で反宇宙の存在を予言する科学者もいます。

では、この宇宙で反宇宙の存在を知る方法があるのでしょうか。

じつは、理論的には考えられるのです。それは、恐るべき物質貫通力をもつているニュートリノ素粒子を調べるという方法です。

星は融合反応をするときに光といっしょに多量のニュートリノを放出します。反宇宙であれば反ニュートリノを放出しているはずです。これを検出するわけですが、じつは正ニュートリノの検出にもまだ成功していないのが実情です。

しかし、将来、宇宙ニュートリノ検出のための高性能の装置が開発されれば、宇宙の膨張、反星雲、反宇宙、宇宙の果て、宇宙の誕生などのいろいろのことの意味がわかってくるのではないでしょうか。

現在のところ反宇宙の存在について、いろいろの証拠から推測はできますが、決定的なものはなにもありません。

                             四次元99の謎 関英男



5月16日(木)05:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

73 白鳥座Aの強力怪電波は、反物質の存在を明かす?

反素粒子の存在は、私たちに反世界の存在をイメージさせてくれます。それは、反宇宙の扉をたたく合図でもありました。

私たちの自然、私たちの宇宙は 当然のことながら正の粒子で原子がつくられ 物質が存在しています。では、反素粒子ばかりで反原子をつくったらどんなことが起こり、またどんなことが考えられるでしょうか。興味のあるところです。

現在の科学技術は陽子加速装置ていう便利なものを用意しています。この装置を使えば反陽子、反中性子、陽電子をかんたんに作りだせる。反原子の構成メンバーをすぐにつくることができるわけです。そして、反原子ができれば、反分子もでき、反物質も原理的には作ることができるでしょう。

しかしながら、たとえ反分子、反物質を作ることができたとしても、それを容器に入れておくことはできません。
72でも述べたように、反粒子と反粒子がふれ合うと瞬間的に消滅するからです。

反物質、反分子、反原子が正物質、正分子、正原子とふれ合うと瞬間的に消滅し、電子、ニュートリノ、光子にかわってしまいます。そして理論的に計算されたところによると、この消滅のときに発生する総エネルギーは、原爆の爆発エネルギーの数千倍だと言われているのです。

さて、こんどは宇宙を考えてみましょう。

宇宙空間の大部分は完全な真空の空間です。それはディラックの海と呼ばれ、マイナスの素粒子で満たされています。その宇宙空間に反原子が存在するだろうとおそらくだれもが想像するでしょう。

そこは広い広い空間ですから 反原子と正原子がぶつかるということも少ないと考えられますので、反原子が存在する可能性は強い。

事実、宇宙線によって、反粒子がつくられているという証拠もあがっています。ただ、それは微々たるものなので、もし反原子があるとしてもほんの少しでしょう。

つまり、私たちの銀河系内部に反原子がある可能性はゼロに近い。これは観測結果でもわかっています。

では、どこに反原子の世界があるのでしょうか。実在することは大宇宙でもむずかしいのでしょうか。そうではありません。ありました。

それは白鳥座Aと呼ばれるラジオ星雲で、この星から出される電波は、二億七千万光年のかなたから地球にとどくほど強力です。

つまり、電波のエネルギーが大きい理由は、星の内部で巨大なエネルギーが解放されているためと考えられ、そのエネルギーは現代科学の正物質では説明できないほど巨大なのです。

そして、この星雲は観測事実によれば、単一ではなく二つの星雲が衝突しつつある。つまり巨大なエネルギーの源は、正と反の衝突で生まれたのではないかと考えられるわけです。

衝突しつつある星雲のひとつが、反物質でできた反星雲という想像です。また、おとめ座M87という星も、同じような意味で注目されています。

                                        四次元99の謎 関英男



5月15日(水)05:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

72 真空があらゆる物質を生み出すのか?

真空は無ではないということが物理的に証明されました。

真空に新しい意味を見つけたのがディラックであるところから、真空のことをディラックの海とも言います。

そしてマイナスのエネルギーをもった電子の抜けがらを反電子とするだけでなく、あらゆる素粒子に正と反の二つのものがあると現代物理学は考えるようになってきました。

つまり、真空の中は、マイナスのエネルギーをもった素粒子で満たされている。それがプラスのエネルギーになって抜けてゆくと 抜けがらが反素粒子になる。そして、反素粒子の形は、陽電子と同じように真空からの抜けがらあるいは気泡のようなものであるとされています。

その後の研究で、陽電子と電子が衝突すると陽電子は瞬間的に消滅し、二個のガンマー線にかわることが発見され、これは電子対消滅と呼ばれています。

また逆に高エネルギーのガンマー線を真空中に照射すれば電子と陽電子が対になって発生することも確かめられ、これは電子対創生といわれています。

その後、千九百五十五年になって、カリフォルニア大学のセグレ教授は、高エネルギー陽子加速装置ベヴァトロンを使って、反陽子の存在もつきとめました。

そして、反粒子の研究は急ピッチで進み、すべての素粒子に正反二種類があることもわかったのです。ただ、光子とパイ中間子だけは例外で 一つの粒子が正反を共有している。

そしてさらに、この正と反の二つの素粒子についておもしろい性質がわかっています。

それは正粒子と反粒子が衝突すれば電子対消滅と同じで、二つの素粒子はパッと消滅し、ほかの素粒子にかわるのです。

そして新しく出てきた素粒子はやがてこわれ 最後にはガンマ線、ニュートリノ、電子のどれかにかわってしまうのです。

さて、私たちの知っている真空、真空の宇宙、私たちの身体の中の真空、それらはすべてマイナスのエネルギーの素粒子でびっしりと満たされていることがはっきりしました。

つまり、私たちの知ることのできるこの自然は、たとえ真空であろうとも素粒子で満たされており、生きているのです。

そして、ディラックの理論のように、真空が素粒子を生む母体とも考えられるのです。

                                         四次元99の謎 関英男



5月14日(火)05:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

71 反粒子、反物質がついに発見された!

イギリスの物理学者ディラックは千九百二十八年に電子の運動を完全に記述する相対論波動方程式を考え出しました。それは(↑図)というものです。

現代物理学ではこのような数式をやたらと使って、新しいアィディアの創出に励んでいるということくらいは知っておいてもいいのではないでしょうか。

ところで、この方程式を解くと、奇妙なことに電子のエネルギーには プラスとマイナスの二つがあるということになりました。

原子核のところで述べましたように電子のエネルギーはすべてプラスとされています。

これは電気的な性質のプラスとマイナスではないので勘違いしないでください。私たちの世界にある電子のエネルギーはすべてプラス(正電子)だけと考えられていました。

じつは、数学上の計算で粒子のエネルギーにプラス(正)とマイナス(反)の二つの解があることは、アインシュタインの粒子のエネルギーを計算する方程式でも知られていましたが、多くの物理学者は、正と反の二つの解が出てくるのは方程式が完全でないためだと言い、マイナス(反)の解に特別の意味はないと考えていました。

ところが、当時二十八歳のディラックは このマイナスの電子について、全く新しい物理学的意味を考え出し、つぎのように結論したのです。

「宇宙の真理は、マイナスのエネルギーの電子で完全にいっぱいになっている。しかし、真空はプラスのエネルギーの電子では満たすことができない。そして私たち人間の知ることのできる電子はプラスのエネルギーの電子だけである。」

これは、私たちの知ることのできない反物質の世界の存在を予言した驚くべき考えなのです。

電子だけでなくあらゆる素粒子に反素粒子があるとします。

それらの反素粒子でできた反物質。たとえば釘でもいいでしょう。その"反"釘をカナヅチで板に打ったらどうなるでしょうか。板に打ちつけられるのではなく、強く打てば打つほどとび出してくるのです。

ディラックの理論はこういうことになるのですが、それはなにを意味するのでしょうか。

真空がマイナスのエネルギーの電子で満たされているとすると、その中の一つをプラスのエネルギーの電子に変えることができるはずです。

それには高エネルギーのガンマー線で照らし、マイナスの電子にエネルギーを注ぎ込むといい。ディラックはこう考えました。

つまり、真空中にガンマー線を照射すれば電子がとび出してくるはずだと考え実験した結果、正しかったのです。

これは千九百三十二年、アンダーソンによって発見され陽電子と命名されました。

マイナスエネルギー電子がとび出してプラスエネルギーの電子となり、マイナスエネルギーの電子のあった真空中には脱けがらができ、その脱けがらがわれわれからみると、陽電子になるのです。

                                        四次元99の謎 関英男



5月13日(月)07:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

70 万有引力の正体は素粒子であった?

光も電波も波であり 素粒子の流れであることを私たちはすでに知っています。

これと同じように万有引力波も波であり粒子であると考えられます。それは、電磁場と同じように万有引力場という特殊な状態の空間で生まれる力の振動だと考えられるからです。

こう考えたイギリスの世界的物理学者ディラックは、万有引力波はグラビトンと呼ばれる素粒子でつくられているという理論を発表しました。

グラビトンは52でもすこし述べましたが、日本語に直せば重力子あるいは万有引力子と言えるでしょう。そして、この理論はアインシュタインの相対性理論の正しさを補強する意味もあり、グラビトン仮説は多くの物理学者が承認しています。

グラビトンはまだ実験的に検証されていませんが メリーランド大学のウイバー教授の重力波の測定が成功すれば証明されることになります。

重力波は万有引力波の別名にすぎません。

ウィーバー教授は重力波の測定に成功したとも言われていますが、この測定結果に疑問を抱く物理学者も多くいるため、決定的な証拠とはまだ言えないようです。

それでは重力波(万有引力波)はどこで発生するのでしょうか。電子が加速度運動をすると電波をだします。これと同じように星の質量が増加したり、星が生まれたり、星が加速度運動をすれば重力波が生まれると考えられる。

地球の場合だと、地球は太陽のまわりを公転しており円運動しています。円運動は加速度運動ですから、地球からも重力波が放出されていると考えられます。

重力波はグラビトンという素粒子でもあるわけですから、質量を放出していることになる。

つまり地球はエネルギーを放出し、失っていることになります。少なくとも原理的にそういうことができます。

すると、地球は運動エネルギーを消耗して、公転速度がおそくなり、その結果考えられることは地球は渦巻き状にだんだん大陽に接近し、ついには太陽に吸い込まれてしまうことになる。

では、地球はやがて太陽に吸収合併されてしまうのでしょうか。

その心配はありません。ディラックの計算によると、地球が十億年の間公転して、重力波の放出のために太陽に近づくのはわずか百万分の一センチにすぎないからです。これは逆にみれば、重力波の放出はほんのわずかしか起こらないといえるでしょう。

ところで、グラビトンが実在すれば、それはニュートリノと同じく強い物質貫通力をもっていると想定されます。

現在地球の反対側にテレビ電波を送ろうとする場合は、宇宙衛星を利用しなければ不可能ですが、もしグラビトンが検出され実用化されれば 宇宙衛星は必要でなくなります。

つまり、グラビトンは地球を貫通しますから、地球の反対側でもどこでもテレビ電波をのせて運ぶことができるのです。

いずれにせよ真空(空間)の特殊な状態の「場」と素粒子の関係は深い。つまり、真空こそが自然の運動の秘密を握っていると考えられるのです。

                                         四次元99の謎 関英男



5月12日(日)05:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

69 万物創生の謎に真空も一役かっている

NHKビジネス展望 藤原直哉 投稿者:新参者 投稿日:2013年 5月10日(金)23時47分49秒

たまきちさん お大事に

藤原直哉氏が5月3日NHKビジネス展望で日本の政治経済について、現状と今後ど

うすべきかはなされていますが、かなりはっきりと言われていると思いました。

http://www.nhk.or.jp/r-asa/business.html

画像を下方にスクロールすると、5月3日の分が出てきます。

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藤原さん 投稿者:たまきち 投稿日:2013年 5月11日(土)07時12分27秒

新参者さん 藤原さんの話は聞きやすくていいですね。時間的にも気楽に聞けそうです。地産地消は大事ですね。

今朝は たまのだいすきなバスケットを裏返しにして台にして ライフ君の風をひざに当てることもしました。(続けようっと )

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69 万物創生の謎に真空も一役かっている 投稿者:たまきち 投稿日:2013年 5月11日(土)07時17分14秒

自然の"原物質"がなにかはまだ突きとめられていませんが、しかし物質を構成する最小単位が素粒子であることははっきりしたようです。

では、いまかりにこの地球上から、あるいは宇宙からすべての素粒子をとり除いたらどうなるでしょうか。

私たちはこれと同じようなことを常識的に考えることがあります。

「もし、あらゆるものが無くなったら、あとはどうなるだろうか。」

それに対して私たちは答える言葉をもっています。

「無」です。

ではこれを物理学的に言ったらどうなるでしょうか。

それは「真空」です。

真空というのは空気もなにもない空間のことです。ニュートンからずっと物理学者はそのように考えてきました。真空は物質が存在し始めるまえからあり、物質が無くなっても残る。つまり永久に存在しつづける入れ物のようなものだと考えてきました。

なにも無いのだから あらゆる物理現象とまったく関係なく存在すると信じられてきたのです。

しかし、それは本当でしょうか。無の世界がこの自然に存在するでしょうか。

現代物理学はこの疑問に挑戦しました。その結果、それまでとはまったく正反対に、真空こそ 素粒子の背後にある物質の究極のものを生み出すなにかに関係があると 見当をつけるようになってきたのです。

つまり、私たちの常識から言えば「無から有が生み出されるカラクリが真空の中に隠されている」ということになり、科学的に正確に言えば「真空は無ではなく、重大な物理的性質をもっている」ということになります。

アインシュタインも「物質の存在しない、幾何学的な広がりのみを持った真空は存在しない。真空はある物理的な性質を持っていて、その物理的性質を通して物質と密接な関係にある」と述べています。

この考えにもとづいてアインシュタインは、重力場の理論を考えました。

「場」というのは、力を生み出す特殊な状態の空間(真空)のことを意味します。アインシュタインによれば重力場(万有引力場)とは空間の曲がっている特殊な状態を意味します。

この場の理論は宇宙空間だけでなく、素粒子のミクロの世界にも当てはめられる考え方で、たとえば核力についてもパイ中間子の交換力で説明しなくても、場の理論を適用して、核子場というものを想定できます。

そして、原子核内での核子の周囲には、核子場という特殊な状態になった空間(真空)があり、二つの核子は核子場によって引き合って結合していると説明できます。

核力は、核子場による力とパイ中間子という素粒子の交換力の二とおりの考え方ができます。

そしてこれを結びつけると核子場はパイ中間子という素粒子によって作られている。その「場」は真空で特殊な状態にある空間であると言えます。

そしてあらゆる「力」はこのように説明できるのです。

では、万有引力場はどのような素粒子がつくっていると考えられるのでしょうか。

                                四次元99の謎 関英男






5月11日(土)07:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

68 謎の素粒子ニュートリノに注目せよ

ニュートリノは星の内部で、水素原子核からヘリウム原子核ができる陽子融合反応が起こるとき 光といっしょに放出されます。

光の場合は、このとき、星の中心から表面に出てきて放出されるまでに約百万年を必要としますが、ニュートリノは強力な物質貫通力で苦もなく星の内部を飛びまわることができるので、中心から表面に出てくるのに数秒もかからない。

そして、太陽や星からは、毎秒百兆個にのぼるおびただしいニュートリノが地球に降り注いでいます。

私たちの身体もニュートリノに切りきざまれていますが、貫通してしまうのでどうということはありません。

ニュートリノに関する研究は多く、それだけ注目されているともいえますが、最近になって恒星が死滅し、爆発するまえに その星から大量に放出されることが明らかにされました。

爆発を起こす星は、天体物理学の研究成果によれば、爆発の数百年前から、中心部が数億度以上の高温のるつぼになります。

このような高温の星から出る光は波長が短く、エネルギーの大きな光子で成り立っている。そして、その光子と光子がぶつかり合うと 二つの光子が二つのニュートリノになることがわかってきました。

では、こうして誕生したニュートリノは、おどろくべき物質貫通力でどこへ飛んでいくのでしょうか。

宇宙の果てでしょうか。

これについて 現代物理学を研究している人は、ニュートリノの全貌を明らかにすれば、宇宙の膨張、宇宙の構造、自然の本質、原物質、など現代科学がかかえ込んでいる多くの難問を解決することができると考えています。

現在、科学は人工ニュートリノの検出には成功していて、通信に利用しようという提案すらだされていますが、じつは宇宙ニュートリノの検出には まだだれも成功していません。

ただ、現代物理学の最高の研究目標のひとつにニュートリノが置かれ、理論的にはその存在が実証されているのです。

ニュートリノは私たちのいるこの宇宙の秘密を明かす手がかりを与えるだけでなく、これまで想像だけに終わっていた"反宇宙"の存在の秘密も隠しているとさえいわれています。

                                 四次元99の謎 関英男



5月10日(金)06:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

67 自然の原物質は素粒子なのか、ほかのなにものかなのか

現代物理学は、物質の最小単位とされている素粒子の構造を明らかにすることには成功しました。

では、素粒子が自然を構成し、統一的に説明する原物質なのでしょうか。

人類は科学の力でついに長年の夢であった"自然の本質"を見きわめることに成功したのでしょうか。

ところで、現在までに発見されている素粒子を大きく分けると次のようになります。

量子=光子(γ)
軽粒子=ニュートリノ(ν)、電子(e)、ミュー中間子(μ)
中間子=パイ中間子(π)、ケイ中間子(K)
重粒子=陽子(p)、中性子(n)シグマ粒子(Σ)、ラムダ粒子(Λ)、グザイ粒子(ξ)

そして、これらの主な素粒子以外にも ほんの短い寿命しかない新しい一群の素粒子が発見されてきています。

それらは寿命があまりに短くて、実際に測定することのできない素粒子ですが、理論的には存在を知ることはできます。

この不安定な素粒子は、励起または共鳴素粒子と名づけられており 三百種類ほどあります。

このような事実を考えると どうも素粒子の数が多くなりすぎて、これら全てが人類の考えてきた原物質になるというのはどうもおかしいようです。

つまり素粒子は原物質とはいえず、これからまだまだ長い探求の時間が必要で、多くの物理学者の努力をまたなければ解決されないだろうと考えられています。

しかし、原物質のヒントになるものはあります。

それは軽粒子族のニュートリノで、これは、ほとんどの素粒子反応に表れるひじょうに寿命の短い素粒子なのです。

ニュートリノは、星が光を放出するとき飛び出してくる素粒子で、きわめて低エネルギーの物質です。

しかし、その性質はこれまで明らかにされたところによると、ものすごく強力な物質透過力をもっており、一列にならべた百万個の地球でも 貫通してしまいます。

巨大な星雲でも ニュートリノにとっては無いも同然で、しかも光速度で飛ぶという謎の素粒子です。

もちろん地球にも注いでおり、少なくみても毎秒百兆個のニュートリノが人体もなにもかもすべてを貫通しています。

                                        四次元99の謎 関英男



5月9日(木)05:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

66 巨大な威力を発揮する原子爆弾の原理

核力が巨大であるという知識は、原子爆弾のエネルギーの巨大さを説明するものではないかと漠然と考えた読者も多いと思いますので、次に原爆のエネルギーの秘密を考えてみましょう。

原子核の形は球形です。これがひょうたん形にくびれ、やがて二つに分裂するのが核分裂です。

分裂するとき、二つ会わせた質量がもとの質量より小さくなります。その差が巨大なエネルギーに変わって飛び散ります。これが原子力の源となるわけです。

分裂を起こしやすい原子核は、電気的に反発しあう陽子の数の多い原子で、そうした原子はつねに原子核が不安定な状態にあります。

陽子の数の多い原子がウラニウムで、陽子の数は九十二あります。

同じウラニウムの中にも、中世子の数のちがった幾種類かの原子があり、これは同位元素といわれています。天然のウラニウムは大部分ウラニウム二三八ですが、これは核分裂を起こすほど不安定ではないので、ウラニウム二三五を使います。

この二三八とか二三五とかの数字は原子の質量を表わしたものです。

核分裂の起こし方は、原子核を外部から陽子、中性子などでたたいて、振動させるといいのです。

すると核内の核子の運動エネルギーがあがりひょうたん形にくびれてきます。ウラニウム二三五は、中性子でたたくと、すぐに核が二つに分裂します。

ウラニウム二三五が核分裂を起こしやすいのは 陽子の数が多く、核全体が不安定になっているためですが、それは核力の絶対的強さを弱めるものではありません。したがって核分裂した核の破片は質量欠損相当の強大なエネルギーを放出しながら飛び散るのです。

そして一つの核が分裂し始めると、その核から飛び出した中性子が ほかの核にぶち当たり、同じようにひょうたん形にくびれさせ、新しい核分裂を誘発していくのです。

この現象は、連鎖反応と呼ばれています。

つまり、この核分裂の連鎖反応を瞬間的に起こすと爆発的にエネルギーが発生して、原子爆弾となり、広島、長崎のような大都市でもたった一発で全滅させてしまう威力を発揮するのです。

あの悲惨な原爆のエネルギーは、じつは自然がもともと持っていたエネルギーを集中的に放出したものといえます。

それはもとをたどれば 物質を物質たらしめている核力なのです。

ところで、核分裂の連鎖反応をゆるやかに起こさせることもできます。原子炉がそうですが、そこで得られたエネルギーを発電などに利用することももちろんできます。

なお、ウラニウムより不安定な原子をつくることもできます。それがプルトニウムです。

                                四次元99の謎 関英男



5月8日(水)05:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

65 パイ中間子の創生の秘密とからくり

瞑想について 投稿者:新参者 投稿日:2013年 5月 6日(月)16時32分56秒

阿部敏郎さんのブログいまここの5月6日に瞑想について書かれています。

http://abetoshiro.ti-da.net/

瞑想は今やるべき最も重要なことだと思っていますが、苦手意識があり、なかなか実行していま

せん。阿部さんは瞑想は自分で行うことではないと書かれています。瞑想を始めるまでは自力、

始めた後は他力ということでしょうか、なんとか続けたいと思っています。

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新参者さん 阿部さんのブログ ごぶさたしていて久しぶりにみました。ありがとうございます。

http://abetoshiro.ti-da.net/e4617231.html

朝の一こま 車さんのイラスト見ていたら
三年前に どうしてもの事情があって ミニカとお別れしたときのこと思い出しました。 みっちゃんごめんね~。(;∇;)



65 パイ中間子の創生の秘密とからくり

もう少し深くパイ中間子の秘密に挑んでみましょう。

核子を結合させる核力はどのようにして生まれてくるのでしょうか。

これは原子の結合と同じ原理で考えることができます。原子は結合して分子を作ります。たとえば水素分子は二つの水素原子が結合してできあがっていることはだれでも知っているでしょう。

二つの水素原子は、核外電子が接触するほど近づくと、それぞれの原子が互いの核外電子を交換し始めます。核外電子が交換されると、二つの原子の間に引力が働き始め結合して水素分子となるわけです。これは、交換力と呼ばれています。

核子の結合も、二つの核子が接近してパイ中間子を交換し、交換力で結合するのです。これが核力の正体です。

では核力がバカに巨大なのはなぜでしょうか。

それは、パイ中間子の運動速度が早いことに原因があるのです。ごく常識的に考えて、芯から飛び出したり、引っ込んだりする速度が早ければ早いほど、パイ中間子の雲の中にパイ中間子がたくさん存在できるわけです。

つまり、交換できるパイ中間子の数が多いほど、核力は強くなるというしかけです。

ところで、パイ中間子は、芯から飛び出し引っ込むと言いましたがこれはじつは正確ではなく、ほんとは芯の近くで突然に創られ、短時間の後に突然にパッと消えているのです。

原子を構成する電子はつねに存在しつづけますが、核子を構成するパイ中間子は生まれたり死んだりのくり返しという奇妙な現象を起こしながら存在しています。この現象が事実であることは、すでに実験によって証明されています。

また、このような奇妙な現象が起こりえることは、ハイゼルベルグの不確定性理論(29を参照)で説明でき、現代物理学ではこの現象を仮想過程と呼んでいます。

ところでパイ中間子が創り出されるといっても パイ中間子は物質ですから質量があります。相対性理論によれば質量とはエネルギーのことですから、質量を作り出すためにはエネルギーが必要です。

ではパイ中間子はどこからエネルギーを受けて生まれてくるのでしょうか。

エネルギーの供給を受けないで物質が生まれるということは、エネルギー保存の法則から考えてこの自然界ではありえません。それはつぎのように説明されるのです。

わかりやすく言えば、神様(自然の摂理)からエネルギーを借りて生まれた。そのエネルギーは借りたものだからかえさなければいけない。返すとはパイ中間子が消滅することだ。

こういう仮想過程といわれる創生、消滅のくり返しは、常識的にみれば見かけ上 パイ中間子が芯から飛び出し、また芯に引っ込むと表現できるわけです。

仮想過程で生まれたパイ中間子は質量が大きいほど早く消滅する運命にあり、スピードが高まり、強い核力を生み出すわけです。

パイ中間子の質量は電子の二百七十倍で、その生存中に飛べる距離は約一兆分の三ミリとされています。

                               四次元99の謎 関英男



5月7日(火)05:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

64 陽子と中性子は万有引力の百億×百億×百億×百億倍の力で引き合っている

5月4日の講演会 投稿者:新参者 投稿日:2013年 5月 6日(月)00時38分45秒

東京日比谷公会堂で行われた上記講演会を聴講しました。
「日本の危機と今後の行方」というテーマで5人の講師が話されました。
1500人収容できるという会場がほぼ満席となる盛況で関心の高さがうかがえました。
女性の方が多く、若い人も結構おりました。やはりオヤジ連中が最も危機意識が乏しいのかなと思いました。
講演内容をより深くしたものをヒカルランド社より6月ごろ刊行するそうです。
講師のみなさんが共通して話されたことは「最大の危機は、ほとんどの人が危機意識をもっていないことだ」という事でした。即ち平和ボケしておりマスコミの情報を疑わない

以下のことに注意する必要があると改めて感じました。
1. 原発事故は今後も起こり得る。地震等の自然災害と合わせ、緊急時の備えをする。
また、政府などが触れない内部被ばくに注意する。
2. 携帯電話、電子レンジ、高電圧送電線等からの電磁波に要注意
3. 医原病に注意
4. どんな危機があるかそしてそれを回避する新しい技術や方法に注目する。

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64 陽子と中性子は万有引力の百億×百億×百億×百億倍の力で引き合っている 投稿者:たまきち 投稿日:2013年 5月 6日(月)05時58分34秒

norapapaさん 形が崩れてしまわないのは途轍もない速さで飛び回って 途轍もない力で引き合って 形を保っているということですよね。



けんさん 本当のことを知ってめざめて 集合意識が 変わりましたと思いました。(完了形)



新参者さん まとめていただいたことあらためて 納得しました。ありがとうございます。



Avaazコミュニティからのメールで知りました。EUはハチを殺す農薬の使用禁止を決定したそうです。

AFP
ハチ激減と関連性ある殺虫剤3種、2年間の使用禁止へ EU
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2941468/10662681

産経ニュース;
ハチを守れ!危険農薬にNO!
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2013/05/01bee/

駐日欧州連合代表部;
欧州委員会、ハチに対する保護策を強化へ
http://www.euinjapan.jp/media/news/news2013/20130429/101937/



64 陽子と中性子は万有引力の百億×百億×百億×百億倍の力で引き合っている

原子核を構成している陽子と中性子を核子(ニュークレオン)と言いますが、この核子の間には未知の力が存在していると考えられます。

それは核力と呼ばれていますが、この核力がどのようにして生まれてくるかを考えているうちに湯川博士はパイ中間子の存在を考えるようになったのです。

ところで、私たちは"力"というと岩をもちあげたり、車を押したりする力を考えがちですが、ここでいう力とは"結合力"に近いものです。つまり、核力というのは陽子と中性子が引き合ってバラバラにならないようにする力のことです。

この核力は想像を絶するほど大きい。その巨大さは、たとえば万有引力の百億×百億×百億×百億(10の40乗)倍の強い力で結合しています。

原子番号のおおきな元素だと陽子の数が多く、陽子と陽子の間に電気的に反発しあう力が生まれて、原子核が壊れるのではないかと心配する人がいるかもしれませんが、その心配はむだというものです。

核力は陽子と陽子の電気斥力の三十五倍の強さです。ですから、もし核子同士の結合を壊そうとするなら、巨大な外力を加えなければとても成功しないでしょう。

もうひとつ、この核力は、距離が想像を絶するほど近くならないと作用しません。距離が近くなればなるほど強く作用するわけです。

一つの原子核の内部では、核子はそれぞれ隣り合った核子とだけ結合しています。一つおいた核子とは結合する力がないのです。

私たちの身のまわりの自然を満たしている物質をつくっている原子の原子核の構造は、多数の核子が強い核力でお互いを強く引っ張りあって、固まっていると考えればいいでしょう。

そして原子核の内部では、核子は強い吸引力で引っぱり合ったままの状態で、高速度で飛び回っている。その一つ一つの核子の運動エネルギーは約二千五百万電子ボルトで、その速度は光の速さの約四分の一とされています。つまり、一秒間に約七万五千キロの速度です。

いま、原子核のなかの一つの核子(ニュークレオン)に注目したとします。

その核子は秒速約七万五千キロで飛びまわりながら、ほかの核子の核力から脱出しようと運動します。

全部の核子がお互いに相手の核力の束縛から逃れようとして、原子核内を飛びまわるのですから、その運動がどのようなものかは、これまた想像を絶するものでしょう。

しかし、それをあえて想像してみるなら、かりに中心とされる部分のまわりをブンブン音をたてながら飛んでいる多数の蚊の回転のようなものではないでしょうか。それはもちろん見ることのできない世界ですから、私たちの常識の尺度で勝手な想像はできませんが、あえていえばそんなものでしょう。

湯川博士は、このような運動をしている原子核内だから、いかに強い力で核子が引き合っているといっても、その間に働く力のバランスをとる必要があるだろう。そのためには中間子という媒体が必要であると考えたのです。

                                 四次元99の謎 関英男



5月6日(月)06:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

63 素粒子の中には雲と芯とパイ中間子がある

さて、素粒子の中をのぞいてみましょう。

ここでは原子核を構成している陽子(プロトン)と中性子(ニュートロン)の内部を見てみることにします。

アメリカのスタンフォード大学のホッブスタッダーが千九百五十六年から千九百六十一年にかけて明らかにした素粒子の内部構造は次のとおりです。

陽子は一つの芯とその芯をとりまく雲でできている。

雲の形は球形で、半径は約一兆分の十四ミリ。

芯の半径は、雲の半径の三分の一以下、そして芯はきわめて密度の高い陽電気の固まりであった。
陽子の芯をとりまいている雲は、陽電気がうすく分布した雲である。

中性子も形、大きさ、構造は陽子と全く同じであるが、雲の性質がちがいます。つまり、内側に陰電気、外側に陽電気が分布した雲なのです。そして、このため中性子は、芯の陽電気と雲の中の陰電気と陽電気をすべてプラスするとゼロになっており電気的に中性となっています。

では、これらの構成単位はそれぞれどんな役割を果たしているのでしょうか。芯のほうはまだよくわかっていないのですが、雲のほうはだいたいわかっています。

じつは、この雲がなにを意味しているかを明らかにしたのが、日本ではじめてノーベル賞を受けた湯川博士の中間子理論なのです。

湯川博士によると、雲はパイ中間子によって作られていると解釈されました。

中間子というのは、その質量が電子と陽子の中間にあることからつけられた名前です。

雲の中でパイ中間子は、芯の中から飛び出したり、芯の中に飛び込んだりしています。その性質は核外電子と同じです。

この飛び出したり飛び込んだりする時間は、私たちの感覚ではとてもわからない気の遠くなるほどの短さで、十兆分の一のそのまた百億分の一秒と言われています。

素粒子の雲の中には 芯から飛び出してきたパイ中間子がいつも二個あると想像されています。

パイ中間子がどのような軌道で運動しているかは私たちは知ることができない。パイ中間子は理論的な仮説ですが後に実証されました。

湯川博士はどのように考えたのでしょうか。

四次元99の謎 関英男



5月5日(日)06:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

62 一兆分の一ミリの素粒子でも隠れることはできない

反兵器、反エントロピー増大 投稿者:新参者 投稿日:2013年 5月 3日(金)17時18分49秒
 
佐野千遥博士が言われることが、本当に実現したら、すばらしいですね。
 四つの極難問の数学の問題を解いてしまうような人なので、でたらめは言わないと思いますが

 http://ameblo.jp/allahakbar231/







う~む 投稿者:ジュリー 投稿日:2013年 5月 3日(金)19時13分57秒

なかなかですね

TPP 問題はどうなるんでしょう。

佐野博士に期待したいですね。


私はと言えば、天柱石の近くまで行って来ました。


天神第五代の 天一天柱主大神( あま はじめ あま はしらぬし の おおかみ )に縁のある石とし

て、その手の研究家には知られている 天柱石 です。


写真のように、まだ雪が積もっていて、あと500mぐらいの所で断念して帰って来ました。

真実を探求する道は、一人ぼっちでまだまだほど遠しです。


いつになったら、この淋しさが、

消える日があろ

今日も、今日も、旅行く・・・・・



わたしは 投稿者:けん 投稿日:2013年 5月 4日(土)00時22分27秒

今夜も懇親会

やはり役員に・・・

ダブル役員  (>_<)


その後 甥っ子とアルコール消毒会に・・・

飲んでばかり~  豆腐のお刺身食べてみたいです。 (^J^)




飛澤神社 投稿者:けん 投稿日:2013年 5月 4日(土)00時27分29秒

こちらの動画を観ていました。

各地で祭りがあります~

https://ja-jp.facebook.com/FeiZeShenSheNuZhenrijiuBaFanDing?ref=stream&group_id=0#!/photo.php?v=364255627007300&set=vb.418525454907217&type=2&theater


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新参者さん 佐野千遙博士 希望の星らんらんと輝け!と思いました。

ジュリーさん 天柱石手前五百メートルあたりはまだ雪が残っているのですか。
今年は北海道も いまだに雪が降ることもあるそうで あるところには まだあるのですね。

とうふのおさしみ おいしそう食べたいなと思っていたら  
とうふのおさしみが おいしそうならくがんに見えてきた。 
~私の甘党のDNAさん~ 進化?してください。

けんさん ダブルで役員ごくろうさまです。
飛澤神社奴振り初めて見ました。団結、友情がみれる祭りですね。



動物にも人間と同じ心や魂があるという証拠

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51836501.html

猫のオスカーはいつも老人ホームの入居者の死期を感じ取ることができ、亡くなるまでの数か月間をその人のそばに静かに座り、最後を看取ります。死期が近づいた人は猫の喉を鳴らす音を耳元で聴きながら静かに亡くなって行きます。

オスカーさんは不思議です。



62 一兆分の一ミリの素粒子でも隠れることはできない

素粒子には、電子、中性子、光子、パイ中間子、ミュー中間子などたくさんの種類があります。物質の構成単位である原子を構成しているのは、陽子と中性子と電子です。このうち陽子と中性子が原子核を作っていることを、私たちはすでに知っています。

しかし、原子核のおおきさは一兆分の一センチ以下といわれており、私たちはどんな高性能の顕微鏡を使ったとしても絶対に見ることはできません。その構造を見て体験するということを物理学者は完全にあきらめており、現在は全く研究されていません。

では、私たちは原子核の構造を知ることはできないのでしょうか。

そうではありません。千九百十九年にイギリスの物理学者のラザフォードという人が、弾性衝突と非弾性衝突という現象を利用して、原子の構造を知る方法を考え出しています。

この方法は、見ようとする原子を含んだ物体に、とても短い波長の光を照射します。光は物質の中に入り、そこでいろいろな作用を受けて、反射してきます。

つまり、反射してくる光は物体の構造を物語るいろいろな素材をもって帰ってくる。それを分析して、数式を用いて計算すれば、たとえ原子であろうともその構造を知ることができます。

現代では、電子計算機を利用できるので、もし原子を目で見ることが可能になったとしても、それよりもはるかに正確な原子の構造を知ることができるのです。

この方法によって、現代物理学は、原子はもちろんのこと原子核の構造も正確に知っています。

つまり、固体内部の原子の配列状態、分子内の原子の配列状態、原子核の大きさ、原子核の構成要素の陽子、中性子など素粒子の概略データまでわかっています。

しかし、一兆分の一センチという小さい小さい物質の構造を知るといっても、じつはそれはたやすいことではありません。ラザフォードの方法を用いるにしても、素粒子くらいの小さな物質の構造を知るためには、考えられないような波長の短い波が必要となってくるのです。

そのために開発されたのが、電子シンクロトロンという装置で、電子を高速度の九十パーセント以上、ときには光速の0.999999996倍くらいの準光速まで加速し、波長の短い電子波を作り出します。

この極々超短電子波を原子核にぶっつけて、その破壊された素片を科学的に分析するわけです。

これまでこの電子シンクロトロンは電子を円運動させる円型のものが多かったのですが、円運動(加速度運動)をする粒子はすべてシンクロトロン放射をするという欠点があります。

このためアメリカのスタンフォード大学では、長さが三千二百メートルもある線型電子加速装置を作り、ミクロの世界に挑んでいます。一兆分の一センチの物質の世界を探検するのに三千二百メートルの巨大な機械が登場したのです。


四次元99の謎 関英男












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