「余命3カ月のウソ」 |
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| けんさんにいただいた近藤誠さんの本、「余命3カ月のウソ」
全部参考になりました。とくにびっくりしたところ メモしました。
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3・11以降、日本人は放射線被ばくに神経をとがらせ、「低線量なら安全だ」「いや、どんなに微量でも危険らしい」と、ピリピリしています。
実は、レントゲン、CT(コンピュータ断層撮影)検査などによる「医療被曝」のほうが、よほど危険なのです。
原子力産業では作業従事者が、毎年5ミリシーベルト程度ずつ被ばくして、後年白血病が生じると、業務上の疾病として労災補償の対象になります。この5ミリシーベルトというのは、胃や大腸の検診では、たった1回で被ばくする程度の線量なのです。
労災の対象になるほどの被ばくを行政が推進しているのですから、これこそ本末転倒。 「健康のための検診でがん患者を作り出す」というバカバカしいことが行われています。
国内のCT装置の台数はダントツ世界一で、全世界の設置台数の3分の1以上を占めています。放射線検査による国民被ばく線量も、発がん死亡率も、世界ワーストです。
日本の医療現場では、がん検診などによって、1年間で長崎、広島に落とされた原爆の数発分の放射線量を受診者や患者に当て、医療被ばくによるがんで亡くなる人は推定、毎年13,500人という説もあるほど。
イギリスの研究によると、日本は「がん死亡の3.2%は医療被ばくが原因」「世界15カ国中、最もCT検査回数が多い」「発がんへの影響は英国の5倍」という医療被ばく大国(2004,医学誌『ランセット』)です。欧米の医療の専門家たちは、医療被ばくの発がんリスクを前提にして、患者保護に動いています。
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12月9日(月)07:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自然 | 管理
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