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97 超・超光速ロケットの空想

Aの天体から三百光年も離れたBの天体へ移住する宇宙旅行、はたしてうまく成功するものでしょうか。その文明人の寿命が三千年も一万年もあるものなら、それも結構でしょう。それも全く不可能とはいいきれない。

それというのは、インドには現に三百六十余才の仙人が生存中だということを聞いたこともあるし、実録玄奘三蔵の旅行記には、インドのカノージュという都に大昔、大樹仙人といって数万歳になる老人がいて、梵授王の若いお姫様の一人を嫁にくれ、といったとか、いわないとかいうことが書いてあるからです。

もしあるとすればそれはイオン・ロケット類似の推進であり、実の質量の物質でできているのでしょう。これだと光速を超えるわけにはゆきませんから、せいぜい一光年以内の天体からしかやってこられないはずです。

そこで、虚の質量の粒子、タキオンでできた物質が頭に浮かんでこなければ嘘です。それでできた宇宙船は、なるほど、光速をはるかに超えることができます。

いやいや、光速より速ければ速いほど楽なのです。しかし、そんな宇宙船に実の質量の文明人が乗ったらどうなるのでしょう。けれども、PKの応用で一時、非物質化し、後からまたもとの物質にもどる方法を知ってるのかもしれません。その点は今のところ疑問です。

その点、はじめから虚の質量で構成されているプシー情報系はたいへん好都合です。寸法はだいたい数百キロ平方くらいの床面積で、百万体でも一千万体でものプシー情報系が乗船できるもののようです。

緑の庭、紅の花、妙なる香、流暢な音楽をきき、旅をしていることを忘れるほどです。この庭の中央に数十万人の収容能力のある大講堂があります。この超豪華宇宙船だけは、まだ地球上でだれ一人としてみた者はありません。

UFOはしばしば話題をにぎわしていますが、それとは全く別のものです。これだと、何千兆光年のかなたからでも、あっという間に、われわれの銀河系の圏内まできてしまいます。

ただ、この宇宙船は困ったことに、スピードをおとして光速に近づくと急に重くなってしまいます。

このことは、普通の実の質量をもった物体がだんだん速くなって、光速に近づくと、特殊相対性理論により急に重くなるのと同じことです。

かりに銀河系の円板の周辺にそってぐるぐる回りをしたとすれば、光速で一周三十万年ですから、もっと太陽系に近い所で回ることになるでしょう。

あるいは、ひょっとすると、光速以下にスピードをおとすことだって可能かもしれません。旅行者の大部分は超豪華宇宙船の中にとどまり、地球の担当係員だけ親船から離れ、着陸することだってできるにちがいありません。

                             四次元99の謎 関英男



6月8日(土)05:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

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