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生物ろ過の浄化力の秘密 1

『ゆっくりの砂ろ過をすると細菌などもほとんどいなくなる仕組みを利用したのが緩速砂ろ過処理である。』ということで 生物ろ過の浄化力の秘密をなんとなくわかったようでわからないのでメモしてみました。


生でおいしい水道水(P105~106) 中本信忠著

生物ろ過の浄化力の秘密

日本は山国で降水量が多く、日本の河川水の水質は欧米と比べ非常によい。山地があり、地下水も常に流れている。湧水や井戸水、伏流水はそのまま飲んでも問題が無い場合が多い。このような原水を取水して念のために消毒だけしている水道施設が実は日本には多い。天然の緩速ろ過作用が水質を浄化しているからだ。

ふつう日本の山には水がある。木の下には落ち葉がある。落ち葉の下には「土壌」といわれる落ち葉などが分解してできた層がある。そこにはいろいろな動物が生息している。カビや細菌もいる。それら生物にとって必要なエサがあるからそこにいる。

黒っぽい土壌を掘っていくとすぐに母岩が風化した層になる。そこには生物がいない。生物のエサがないからだ。当たり前のことだが、生物はエサがあるところにのみ生息している。

河原に湧き出る清水がきれいなのも同じ仕組みである。川に流れている落ち葉や礫の表面に繁殖する藻などがいる。それを食べる生物がいる。深くなるにつれて生物がいなくなる。生物のエサは上からしか供給されない。ゆっくりとした自然の流れが常にある状態では、生物は安心してエサがあるところで生息する。

生息する生物にはいろいろなものがいる。生物の身体の大きさとエサの大きさとの関係を考えてみる。生物は自分の身体の100分の1から1,000分の1程度の大きさのものをエサとして、その範囲のものなら何でも口にいれる。口にいれてまずいものは吐き出す。食べたものはまず消化できるものは消化し、消化できないものは糞として出す。糞は団子状で、その中で微生物が活躍して分解が進む。やがて糞はばらばらになり、そこにいた微生物は他の生物のエサになる。



9月23日(月)08:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 緩速ろ過 | 管理

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