お日さまとお月さま
 
幸せな地球さんを見ました 
 


45 ニュートンの万有引力説は敗れたのか

あら ドロン です

主人は軽四で 今朝から(貧乏旅行に)行ってくるね。
 
行ってらっしゃい~ヾ(^o^)名古屋はういろうだね~=ε=ε=ε~~~ヽ(^◇^)))♪



45 ニュートンの万有引力説は敗れたのか

さて、第一章で「宇宙に果てはあるのか」という難問に対して、アインシュタインが「宇宙空間は有限であるが果てはない」と解いたと書いてあった部分を思いだしてください。じつはこの答えこそ、一般相対性理論から導かれたものなのです。

つまり、宇宙空間にある無数の星の万有引力によって、それぞれの星の周囲は地球と同じように空間が部分的に曲がっており、また宇宙空間は時間空間の連続体であるから全体として大きく曲がっているはずである、というのがその発想の原点だったのです。

また、アインシュタインは、万有引力が空間を曲げるという着想から、逆に万有引力によって説明されてきた惑星の運動は、すべて空間の曲がりによって説明できると考えそれを実行しました。

このあたりが相対性原理のまさに"相対性"であるゆえんで、アインシュタインのひらめきのすばらしさを証明するものでしょう。

そして、かれは、この空間の曲がりを用いて、ニュートンの万有引力では説明できなかった「水星近日点の移動」という謎の天体現象を説明しました。

太陽にいちばん近い水星は、太陽の周囲を一公転する間に、太陽にいちばん接近する位置(近日点)が、少しずつ移動するという現象が観測されました。

ニュートンの万有引力の法則はそれまで海王星の存在を予言するなど、宇宙の真理に通じるものとされていましたがこの水星近日点の移動は説明できなかったのです。

ではニュートンとアインシュタインを比べてみましょう。

ニュートンの理論は、二つの物体(質量)の間には万有引力が無限の速さで伝わると考えます。

これに対してアインシュタインの万有引力はこの物体間に作用するのに時間がかかります。というのは万有引力とは空間の曲がりと考えるからです。空間の曲がりは 伝わるのに時間がかかる。

ニュートンによれば、惑星の運動にはまったく関係なく、太陽と惑星(水星)の間に作用する万有引力の強さは、ただ二つの物体の間の距離によって決まると考えます。

一方、アインシュタインは、空間の曲がりに時間がかかるので、万有引力の強さは二つの物体の間の距離では決まらす、二つの物体の一方に対する相手の速度(相対速度)が影響しているはずだと考えるわけです。

この結果、ニュートンの万有引力で計算した水星の公転軌道とアインシュタインの公転軌道とは少しズレが出てきました。

つまりニュートン式での近日点の移動は実際の移動と百年間で四十三秒の差ができましたが、アインシュタイン式の計算の結果 この差がピッタリ説明できるという結果になったのです。

このアインシュタインの理論と水星近日点の移動の観測結果の合致は、重力場の理論の正しさを証明するものとなりました。

つまり、物体の運動が行われるために必要な字空間が、物体の運動と不可分に結びついた連続的な物理量であることが証明され、物体が運動していると時空間連続体もそれに呼応して変形していくわけです。

                                  四次元99の謎 関英男



4月17日(水)07:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関英男博士 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)