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2014年4月28日を表示

見守りの義務を怠った

昨日の地元新聞の社説に出ていたので 検索しました。

要介護4(当時91歳)の男性を 要介護1(当時85歳)の妻と (男性を介護するために)近所に転居してきた長男の妻が介護していた。

 見守りセンサーのスイッチが切れており 男性と妻がふたりきりで部屋にいた。妻がうたたねしたそのすきに 男性は普段は行かない方向へ徘徊し 線路(踏み切り)でひかれた。

二審で名古屋高裁は 男性の妻に対し 見守り義務を怠ったとして360万円の賠償を命じたそうです。(一審では長男にも義務を怠ったとして賠償命令がでていた) 

これは老老介護ですよね。

見守り義務を怠ったとしていますが 認知症の在宅介護(認知症に限らず)は24時間見まもりは絶対に無理です。
 
見守りセンサーのスイッチが切られていたそうですが 事故を起こそうとしてスイッチを切るはずもないし 85才の妻はうたたねをして 見守りの義務を怠ったとありますが 24時間の見守りでは 疲れが出て 85才でなくても うたたねぐらいはすると思います。

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/masahero3/51987104


ここのコメント欄 7.の最後に

 JR側は キット何か社会に大きな問題を投げかけたかったと思われますが。(そう、思いたい) と書いてあります。

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JR側が遺族側に対して裁判を起こすのはめずらしいそうです。

JRにすれば 社会へ問題提起しようと意図したかしなかったかはわかりませんが 現在すでに 高齢化がすすみ 老老介護も増えています。

現在、特養ホームに入るために待機している高齢者は全国で42万人いるとされています(厚労省調べ)

ということは 在宅介護されながら 施設入所を待っているということですよね。

国の方針は 在宅介護を推進していますから 在宅介護がしやすいように
ときには 介護者が休息できるように デイサービスやショートステイを
もっと気軽に利用できればと思います。

施設に入れないから 仕方なく在宅で看護ではなく 
『在宅介護することに不安は何もない 協力体制が整っているから』と誰でもが思えるように 自分ならこうするといいかもしれない具体的な対策とか要望を皆が提案して 民生委員とか 市町村とかの窓口とか、国の直接の窓口を通して 要求し続けていくのはどうかなと思いました。



4月28日(月)06:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理


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