お日さまとお月さま
 
幸せな地球さんを見ました 
 


2014年3月8日を表示

新聞にはさまれて来る

家電量販店のチラシが来るときは おそろいで来ます。
ヤ○ダ電気 コ○マ 100満ボ○ト
来るときはだいたい土曜日なので たまたまそろうのかもしれないけど 来るときは3枚いつもいっしょです。

コ○マのあるところに ヤ○ダ電気が やってきました。
ヤ○ダ電気はそういうやり方だとも聞きました。

すでにあるところに同業種の競走相手が
やってくるのは 私の地元ではコンビニ業界が先でした。
コンビニのある辻向かいに コンビニが建って どちらかが(たいてい先にあったほうが)つぶれる。

こういうときあとから来た方へは 様子見に 一度はいきますが 見え見えなので あとから来た方へは ほとんど行きません。私はコンビニはあまり行かないので(私の場合は)家電量販店の方ですが。(^.^)



りんのショートストーリーより

おしゃべりな家電 [コメディー]
http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/archive/201005-1

『おい、ババア、お湯が沸いたぞ。茶でも何でも淹れやがれ!』
タネさんは、よいしょと立ち上がり、
「わかったよ。うるさいねえ」とポットに向かって話しかけた。

一人暮らしのお年寄りが寂しくないように開発された、おしゃべり家電。
わたしは、それが有効に使われているかどうかを調査に来ていた。

「あたしが淋しくないようにって、息子夫婦が揃えてくれたんだよ。
だけどさあ、淋しいどころの騒ぎじゃないよ。
朝からうるさいの何のって」
そう言いながらも、タネさんは嬉しそうだった。

『洗濯終わったっつってんだろうがよ!早く干しやがれ!』
『おいおい、冷蔵庫のドア開けっ放しじゃねえか。食い物腐っちまうぞ!』

こうしているあいだにも、洗濯機や冷蔵庫が次々呼びかける。

「あの、タネさん、家電にこんな乱暴な言い方されて、頭にきませんか?」

「ああ、これね。いろんなパターンがあるんだよ。
最初は孫バージョンにしてたんだよ。
『おばあちゃん、お湯が沸いたよ』なんて可愛い声で言われるとさ、孫に会いたくなって悲しくて仕方ない。
それで次は、メイドバージョンにしたのさ。
『おくさま、お湯が沸きましたわ。ローズマリーのお茶はいかが?』なんて言うんだよ。
背中がかゆくなっちまうよ。
それで結局、この 『べらんめえバージョン』 に落ち着いたのさ」

「なるほど」

『10時になったって言ってんだろうが、このやろう』
と時計が言い、
『電源入れっぱなしにしてんじゃねえよ、このババア』
とマッサージチェアが言った。

そのたび、タネさんは嬉しそうに答えている。

ふ~ん…

「おい、ババア、お茶菓子くらい出しやがれ!」

今言ったのはわたしだ。
…ちょっと言ってみた。

タネさんは烈火のごとく怒り出し、わたしは追い出された。

「あたしにそんな口聞けるのは、家電だけなんだよ!」

なるほど。うまく使いこなしているようだ。
さて、帰ろう…

『鍵閉めろよ、このババア』
とわたしの背中で、セキュリティーが言った。



3月8日(土)06:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | レジャー・旅行 | 管理


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