みかん星人と緑のみかん |
|
| みかんを箱買いしたら uso8シールを箱の四隅に貼り 今は四箱めです。 最初の箱は小さな腐りかけが2個でただけで 後は腐りが0なので安心して食べています。 もちろん緑のみかんは見ていません。
uso8君と出会ったおかげさまで 緑のみかんを見ることはもうないと思います。
===================
りんのショートストーリーより
みかん星人 [コメディー]
みかん星人をご存じであろうか。 はるか宇宙の彼方から、流れ星に乗ってやって来た。 みかん星人の目的は、地球征服である。
みかん星人は、たまたまたどり着いたこの星に、自分そっくりの生物がいることを知った。 みかんである。 みかん星人は、八百屋で売られているみかんの箱に入り込んだ。 箱のみかんが緑色に変色しているのを見たことがあるだろう。 それこそ、みかん星人の仕業なのである。 しかし緑色のみかんはゴミ箱に捨てられてしまう。 みかん星人はみかんになりすまし、地球人の体内に入り込み、その体を乗っ取る計画を立てたのである。捨てられてしまっては、目的を果たせない。 みかん星人は、緑色にならないうちに食べてもらうことを望んだ。
みかん星人は、次々と地球人の体内に入っていった。 ひとつ食べると、もうひとつ食べたくなるだろう。 それはみかん星人の策略なのである。 しかしみかん星人は、地球人の体を乗っ取るどころか、逆に地球人の栄養になってしまったのである。 地球人の空腹を満たし、喉を潤し、美肌に協力し、風邪までも防いでしまうのである。 おまけに剥かれた皮を乾燥させ、入浴剤にする者さえも現れた。
みかん星人は、せめて子孫を残そうと、温暖な地に種を植えた。 しかし育ったみかん星人は、ゆとり世代の地球っ子だ。 「おれたち地球生まれだし~」 「地球征服とか興味ねえし~」 みかん星人は、ぬくぬくした暖かい土地で、甘いただのみかんになってしまったのである。
最後に、わたしがなぜこのように、みかん星人に詳しいのか説明しよう。 わたしは地球に残った、数少ない純粋なみかん星人である。 わたしは今、おまえの目の前にいる。 今こそわたしはおまえの体を乗っ取り、この地球を支配するのだ。 わたしもそれなりの修業を積んできた。他のみかん星人とは違うのだ。 さあ、食べるがよい。さあ、食べなさい。
「あ、ママ見て。サルがみかん食べてる」 「あらホント。上手に食べるわねえ」
数日後、わたしはついに、この世界の征服に成功した。 立派なサル山のボスになったのだ。 ウッキー!
http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/2014-01-06
| |
|
2月13日(木)05:25 | トラックバック(0) | コメント(2) | uー8 | 管理
|