お日さまとお月さま
 
幸せな地球さんを見ました 
 


2014年2月13日を表示

みかん星人と緑のみかん

みかんを箱買いしたら uso8シールを箱の四隅に貼り 今は四箱めです。
最初の箱は小さな腐りかけが2個でただけで 後は腐りが0なので安心して食べています。
もちろん緑のみかんは見ていません。

uso8君と出会ったおかげさまで 緑のみかんを見ることはもうないと思います。

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りんのショートストーリーより

みかん星人 [コメディー]

みかん星人をご存じであろうか。
はるか宇宙の彼方から、流れ星に乗ってやって来た。
みかん星人の目的は、地球征服である。

みかん星人は、たまたまたどり着いたこの星に、自分そっくりの生物がいることを知った。
みかんである。
みかん星人は、八百屋で売られているみかんの箱に入り込んだ。
箱のみかんが緑色に変色しているのを見たことがあるだろう。
それこそ、みかん星人の仕業なのである。
しかし緑色のみかんはゴミ箱に捨てられてしまう。
みかん星人はみかんになりすまし、地球人の体内に入り込み、その体を乗っ取る計画を立てたのである。捨てられてしまっては、目的を果たせない。
みかん星人は、緑色にならないうちに食べてもらうことを望んだ。

みかん星人は、次々と地球人の体内に入っていった。
ひとつ食べると、もうひとつ食べたくなるだろう。
それはみかん星人の策略なのである。
しかしみかん星人は、地球人の体を乗っ取るどころか、逆に地球人の栄養になってしまったのである。
地球人の空腹を満たし、喉を潤し、美肌に協力し、風邪までも防いでしまうのである。
おまけに剥かれた皮を乾燥させ、入浴剤にする者さえも現れた。

みかん星人は、せめて子孫を残そうと、温暖な地に種を植えた。
しかし育ったみかん星人は、ゆとり世代の地球っ子だ。
「おれたち地球生まれだし~」
「地球征服とか興味ねえし~」
みかん星人は、ぬくぬくした暖かい土地で、甘いただのみかんになってしまったのである。

最後に、わたしがなぜこのように、みかん星人に詳しいのか説明しよう。
わたしは地球に残った、数少ない純粋なみかん星人である。
わたしは今、おまえの目の前にいる。
今こそわたしはおまえの体を乗っ取り、この地球を支配するのだ。
わたしもそれなりの修業を積んできた。他のみかん星人とは違うのだ。
さあ、食べるがよい。さあ、食べなさい。

「あ、ママ見て。サルがみかん食べてる」
「あらホント。上手に食べるわねえ」

数日後、わたしはついに、この世界の征服に成功した。
立派なサル山のボスになったのだ。
ウッキー!

http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/2014-01-06



2月13日(木)05:25 | トラックバック(0) | コメント(2) | uー8 | 管理


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