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2013年12月8日を表示

「がん放置療法のすすめ」

http://www.newsweekjapan.jp/magazine/115218.php
癌は放置すべき?
これが『ニューズウィーク日本版』の最新号なのだそうです。

日本では近藤誠さんが だいぶ前から癌と癌もどきについて本を出して

おられますよね。

「がん放置療法のすすめ」の後書きを読んで(私は後書きから読む癖があ

ります)知ったのですが 近藤さんは現役で大学病院で医療に携わってお

られて 2014年に定年になられることでこの本を出すことにしたそうで

す。

昔 近藤さんの本を1度は読んだことがあるのですが現役のお医者さん

だったんですね。

私は30年ほど前に 2度卵巣の手術していて 2度とも卵巣自体は残って

います。 
術後数か月で痛みがきたので 3度目(の手術)はもういやだなと思ったこ

ともあり 他の病院で見てもらったところ また卵巣のう腫の手術を宣

告されました。

二人のこどもがまだ小さかったこともあり 子どものために私を生かさ

せてくださいと (自分を生かしてくださっているであろう)見えない大

きな存在に心の底からお願いしました。

後日覚悟を決めて再来院したら、なぜか担当医師が違っていて 手術後

の癒着の痛みだろうから様子見ということになりました。

え?何これ??と思い 人づてに聞いた他の医院に行ったら 「医者に

来なければいけないほどの痛みですか?」と聞かれて そうか、気にす

るから痛いのかもしれない。再発するかもしれないと思っているから痛

いのかもしれない。と思いついて以来 気にしないことにしました。

以来 何十年たちました。


 『がん放置療法のすすめ』 患者150人の証言  近藤誠

後書き

私は二〇〇四年に数冊出版した後、もろもろの理由から、すっぱり筆を

折ったのですが、がん放置患者のこの後を見届け、いずれ本にして世に

知らしめようと思っていました。

というのも、がん放置療法が観念論や机上の空論でないと、余すことな

く示すことができるからです。

また、かって『患者よ、がんと闘うな』で語った、がんが「がんもどき

」と「本物のがん」に分かれることが真実の高みにあると、誰の目にも

明らかになるからです。

他方、本書出版が今であるのは、二〇一四年春に定年を迎えるからです

。大学病院の診療記録に接することが可能であるうちに、各患者の経過

をまとめておきたかったのです。



12月8日(日)14:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自然 | 管理

後書き 2

本書は、患者たちへのはなむけでもあります。というのも定年後、診療に携わらないと決めている

ので、彼ら/彼女らはいやおうなく自立することを迫られる。そこで、何かのときに自分で判断し行

動できるよう、本書を残そうと思ったのです。

患者たちが歩んできた道のりを振り返ると、ただただ頭が下がります。たとえば乳房温存を選んだ

女性たちです。乳房全摘がすべてであった時代に、危険だという外科医や周囲の声を押し切った精

神力には、想像を絶するものがあります。

そうさせたのは何だったのか。彼女らに、がんへの恐怖や再発の不安を乗り越えさせたものは、乳

房への愛着だけなのか。そうではなく、海外の臨床データを知ったことや、がんの本質・性質につ

いて思案をめぐらしたからではないでしょうか。恐怖や不安と言う感情に対抗できるものは知性や

理性をおいてほかにないと思うのです。

彼女らが先陣をつとめたおかげで、日本の乳がん治療は一変しました。私が「乳がんは切らずに治

る」という論文を「文芸春秋」に載せたとき、温存療法の普及に何年かかるか案じたのですが、す

ぐにスタンダードになりました。患者一人ひとりが選び取った治療法が、後の患者たちを導いて、

温存療法の普及を早めたわけです。患者たちの理性的な行動が旧弊な外科世界を打ち破った好例で

す。

では、温存療法と同じように、がん放置療法は普及するのか。

この点温存療法は、温存のための手術・放射線という具体的な治療法であるのに対し、放置療法は

格別治療をしないので、患者に与える安心感が大きく異なります。それゆえ温存療法ほど爆発的に

普及しない可能性があります。

しかし他方、私の患者だけで百五十人以上が、放置療法が実行可能だったことを身をもって証言し

ています。そこから推して、患者・家族や一般社会の側には、放置療法を受け入れるに十分な知性

・理性が備わっている。がん放置療法の普及を阻もうとするのは、ここでも旧弊な医者世界でしょ

う。

それでも本書によって人々は、がんを放置した場合の真実を知ることができます。あとは、これか

らの患者・家族や社会が、どう考えどう行動するかに委ねられているといえるでしょう。


ところで、なぜ私が放置療法に思い至ったかは、読者にとって不思議かもしれないので、少し説明

しておきます。



12月8日(日)14:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自然 | 管理

後書き3

私は研修医になったとき、がんは積極的に治療するのが当然と思っていました。助手になり講師と

なったときも、積極的に治療をしており、たとえば乳がん患者に、日本中のどの病院よりも強力な(

欧米でスタンダードとなっていた)抗がん剤治療を実施していた時期があります。

ところが抗がん剤治療をしてみると、どうもおかしい。患者は毒性で苦しみ、あろうことか、はっ

きり命を縮めてしまった患者も数人経験したのです。それで抗がん剤治療に対する疑問が生じ、あ

らためて臨床データ論文を読み込み分析し、がんの本質・性質まで遡って治療の理論を考えました

。それが結実したのが『抗がん剤は効かない』(文芸春秋刊)です。

他方、手術、放射線、がん早期発見等についても、実際の診療経験から多々疑問が生じ、それで臨

床データ論文を読み込み、理論を再構築する作業を続けたわけです。そこで一貫していたのは、ど

のようにしたら患者が苦しまず、最も長生きできるだろうかという視点です。その観点にもとづき

、無理や矛盾のない診療方針を考え抜いた結果が、がん放置療法なのです。世界で最も新しい治療

法ないし考え方であるとともに、最善の対処法であると確信しています。

最後に、自分が在籍してきた慶応義塾に感謝します。臓器切除を主軸としたがん治療を推進してい

る大学病院の真中で、医者世界の通念に真っ向敵対する温存療法や放置療法の実施が可能だったの

は、ある意味奇跡的なことであるはずです。その上、患者の再診時にはほとんど検査をしないので

、病院収入は一人当たり七百円にしかならない。そんな診療行為を許してくれたのも、義塾のどこ

かに自由や自尊の精神が残っているからではなかったかと考えています。

患者たちにも声をかけたい。将来、温存療法や放置療法の恩恵を受けるであろう日本中の患者・家

族になりかわり、困難な道を歩んで先達となってくれたことに感謝したいと思うのです。

そして何よりも、この日を迎えることなく旅立たれた方々に弔意と感謝を捧げたい。
あなた方の幾人かは、私の短慮から、命を縮めてしまった。亡き人に許しを請うのは不可能です。

ただ、あなた方が経験した悲痛が、そしてあなた方のことを思い出すたびにあふれる涙が、本書を

生み出す原動力だったことを伝えたいと思うのです。
―――――ありがとう。そして今一度、さようなら。
二〇一二年二月     
近藤誠

http://kondo-makoto.com/



12月8日(日)14:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自然 | 管理

白鳥さん

今日は白鳥さん
これから おでかけのところを見れました。
1昨日は皆出かけてしまっていたところだったのね。~

もともとの白鳥が来ることで有名になった田○池はコンクリでふちを固めたりして人間の手がはいったり、鴨さんがいっぱい来て鴨の池のようになってしまっています。

田○池から 朝夕通ってきているグループの声が 聞こえるのだと思っていたら、ここからさらに 日中は他の場所に通っているのかもしれない。大変だね。~






12月8日(日)09:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自然 | 管理


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